氷河トレッキングを終え、装備一式を返却して。
しばらくすると、
来たときと同様のバスが迎えに来た。
乗る前に改めてあたりを見渡すと
毎度思うが氷河の反対側を見ると
本当に開けた土地だった。
次に向かったのはSeljalandsfossセリャラントスフォスの滝だ。
現地の発音ではセリャランスフォスのほうが近い。
(アイスランドの地名は日本度知名度のないところが多いおかげでカタカナ表記は色々ある。)
実際は来るときにもバスの窓越しに遠くからは見ており
引き返す形となる。
途中草原で見かける羊たち。
山の崖に近い結構な斜面にいるのも居た。
4、50分掛けて到着した。
16時40分くらいだった。
スコゥガフォスの滝に比べれば規模こそ小さいが、
ここの滝は裏側を歩けるというなんとも珍しい滝なのである。
最大落差はおよそ65m。
そのくり抜かれたような窪みがあるおかげで風の影響を非常に受ける滝で、
水流の模様が変化する。
実際に進んで近づいていくと結構な水しぶき、
滝の裏側まで続いている道はぬかるんでいて
泥になっているところや岩石が濡れて滑りやすそうな場所も多く、
体力に自信がない人はこれまた難儀しそうだった。
滝の裏側からの景色はなんとも不思議だった。
あまりこのような光景は目にしたことがない。
中国大陸は貴州省にあるアジア最大の滝、
黄果樹大瀑布も一応裏側には回る道は有るが、
ところどころくり抜かれたような穴があるところから
ちょっと見えるだけ。
こちらのようにガボッと大きな窪み状になっているわけではなかった。
多くの人がびしょ濡れになりながらも写真撮影に興じていた。
最後が一番の難所でゴツゴツした岩場を昇っていき、
登りきると後は階段が整備されているので楽に下ることができた。
20〜30分で十分見て回れた。
駐車場の近くには簡単な食事が食べられるスタンドに少し列ができていた。
その横にはお土産屋さんがあり、セーターなどまで売っていた。
レイキャヴィークで買えばことが足りそうなものばかりだった。
一体誰がわざわざここで買うんだろう。
値段もやや高いような感じであった。
十分に堪能してからバスに乗込んだ。
ひたすら喋り続けるアイスランドのバスガイドの声を、
子守唄のようにしてウトウトとした。
レイキャヴィークにあるホテルには18時50分くらいに着いた。
これはギリギリ間に合うということで1階にある
バーのハッピアワーに滑り込み、
二人で乾杯をしてビールを呷った。
うまい。