ホテルのダイニングルームに居た。
モダンインテリアが調った空間だ。
ビュッフェスタイルの朝食で、アイスランドならではの魚のマリネやラムのハムなど、
種類が豊富でどれも美味しい。例のスキールも食べられる。
こちらで朝食を取っているのも、
色んな口コミでHilton Reykjavik Nordicaヒルトン・レイキャビク・ノルディカの
朝食は美味だとよく目にしたから魔法の言葉“せっかくだから”を
使って前日に予約をしたからだ。
本音を言おう。美味い。しかし高い。一人3,200ISK(約3,200円)。
日本基準で考えてしまうと相当なものが食べられるぞ。
日本のビジネスホテル、
スマイルホテル東京日本橋の朝食の充実っぷりが一瞬頭をよぎった。
いかん、いかん。そんなことを考えては。
1,100円だっとか考えてはいけない。
あそこはビジネスホテルの朝食としてはトップクラスなのだから。
気を取り直し、
金額のことは忘れてほぼ全種類をちょこっとずつ食べた。
満腹だ。
良い心持ちになったところで、
本日は夜のブルーラグーンを除けば一日空けていたので
少しゆっくり目に過ごした。
朝普通の時間にホテルにいるのは初めてなので景色等を楽しめた。
ホテルは郊外に有ることも手伝ってなかなかの景観が楽しめる。
親切に山の名前などが書かれたプレートも有るけれど、
なかなか覚えきれないし、発音の仕方もよくわからない。
純粋に目で観て楽しんだ。
階段は螺旋階段で上から見下ろすと吸い込まれそうで面白かった。
部屋に一度戻り備え付けのスピーカーに
iphoneを接続して音楽を楽しみながら、身支度をした。
ホテルから出たのは10時前くらいだった。
ここ数日の中では本当にゆっくり目だ。
先ずはHallgrímskirkjaハットルグリムス教会へ向けて歩いていった。
ルター派の教会である。つまりプロテスタントだ。
建物はコンクリート製で、
73メートルの高さのある塔を備え、
アイスランドでもっとも大きな教会であると同時に、
もっとも高い建物でもある。
途中学校をすり抜けてそう時間もかからずたどり着いた。
15分〜20分といったところ。
正面に回ると先ずは巨像がおでまし。
紀元前1000年頃に
コロンブスより500年ほど前、アメリカを発見したレイフ・エリクソンだ。
アイスランド人のヴァイキング。
そしてもう少し教会よりに円形のミラーが設置されていた。
一体何のためかはわからなかったがカメラに収めてみた。
とりあえず中にお邪魔する。
他の観光客は入って左手に有るエレベーターで順番待ちをしていた。
特に上に行こうという気もない二人はするっと人の波をすり抜けて
中に入るとベンチに腰を掛けて休憩をした。
しばらくすると牧師さんが出て来てパイプオルガンが静寂に変化を加えた。
(ちなみに神父じゃないよ牧師だよ。
カトリックは神父、プロテスタントは牧師。)
しばらくそのパイプから出ゆる音を楽しみ。
腰をあげて教会を後にした。
町のいたるところから見える教会。
むやみに高い建物がないって結構好き。