欧州の旅#18 スメタナの世界へ


昨日一緒にクラブに行った日本人と漸く自己紹介をした。
平山さんという。
又どこかで会うかもしれない。

睡眠時間は3時間程度だったけど大丈夫。
朝食にまたたっぷりと蜂蜜を入れた紅茶をゆっくりと飲んだ。
今日は晴れていた。



お世話になったユースホステルを早めに出て、
歩いてベルリン中央駅へ行った。

昨日雪が降っていたなんて嘘みたいだった。
早めに駅につきスーパーで水等を購入して列車に乗り込んだ。
予約されていないコンパートメントを探し、
誰もいない場所を見つけると中に入って荷を下ろした。

乗り込んですぐにドイツ人と思われる女性が入って来た。
座ると思いきや、突然の口上が始まり、
自分には手持ちのお金がなく、
目的地まで38€必要だが手持ちが32€で6€足りない、
という事を並べ立てた。
あっそう。
と、あしらっても良かったが本当に困っていたら可哀想だと、
不憫にも思ったし、
付きまとわれては面倒なので1€だけくれてやった。
でも確実に怪しい。
本当に困っているんなら親、友人に電話するとか、
それがダメでも普通は切符売り場で陳情するだろう。
何故態々列車にまで乗り込んでいるのか甚だ疑問であった。
それも明らかに東洋人の旅行者に。
要領を得ないでいると、
もう一人今度はちゃんとした乗客が入ってきた。
ロンドンから来た南アフリカ人だった。白人である。
シドニィ・シェルダン『ゲームの達人』の主人公、
ジェイミー・マクレガーを思い出していた。

2人でそれぞれ3列シートを独占して横になった。
食事時は宿で作ったサンドウィッチ、
彼はスーパーで買ったパンにサラミを挟んでいた。
おやつ時には、
駅でプロモーションをしていたチョコレートを頂いた。
空はたっぷりとした雲に覆われ、
遠方からは程よく光がさしていた。
木々は緑、黄、紅と様々な色合いを見せていた。
木々が見えない時は広大な牧草地帯が姿を現した。
森であったり草原であったり天気の為か、
東側の歴史の所為か何処か悲しい感じがした。

15時36分ドレスデンを抜けてから、
車窓からは綺麗な風景が見ることができる。
ごつごつした岩が差詰め、城跡のようにも見えた。

ほぼ予定通り列車は17時18分にプラハの駅に到着した。
取りあえずお金を2000Ck(チェコ・コルナ)降ろし、
駅を出ると、とっぷりと日が暮れていた。
宿の客引きをするおばちゃんが近づいて来たので、
取りあえず値を訊いてみると想定していた値段より安かった。

暗い中ホテルを探すのは億劫だったのでおばちゃんに従った。
地下鉄で市街地まで移動18Ck掛かるも、
おばちゃんに奢ってもらった。ありがたい。
一泊350Ckだったが、
ツインの部屋を3泊で1000Ckにしてもらった。
中心部からかなり近く、
洗濯物もおばちゃんがやってくれるという。
ただ朝食はつかない。
まあたまにはいいだろう。
本当はドミトリーに行って情報収集するつもりであったが、
少々草臥れた。

荷物を下ろし近くのスーパへ行くと、
魚売り場のケースにはサメが横たわっていた。
一番安いパンとサラダをちょっと買いそれで夕食とした。
シャワーを浴びてちょいと早めにベッドに横たわった。


左利き(酒飲み)で旅好きなアラサー男子。 猫好きのバイク乗り。 カワウ速報の由来はカワウソに似ている、 ということをきっかけにカワウソ推しになったからと、 単純にダジャレを使いたかったから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Scroll to top
Translate »