西域とカシミール#4 遺跡へ


トルファンの郊外観光にはそれなりのお金が掛かってしまうことを知っていたので、
他の旅行者(特に日本人)を探してはいたが、
自分の考える条件に当てはまる人間が一人としていなかったため、
到着日の翌日急遽乗り合いのツアーに参加することにした。

 メンバーはノルウェー人の老夫婦とフランス人(某先輩に激似)と、
その彼の彼女もどきの中国人(というのもフランス人は彼女とみなしていない)
と中国人の老人二人。
それにドライバーとユードゥスと言う名のガイド。
社長がウイグル人なのでどうもスタッフ全員がウイグル人のよう。
因みにここの社長は東京にいった事があるらしく日本語もかなり流暢。

何はともあれ出発。
本日もトルファンは快晴余裕の40度超!
最初に到着したのは火焔山。
まあ、あれだ、西遊記で孫悟空がバショウセンを使ったところだ。

もちろん自分は入場なんてしません。外から眺めるだけ。
そもそも入場という事自体なんかおかしな話に感じられる。

お次はアスターナ古墳。こちらも入らず。

その次の高昌古城も入らずに外でプラプラ。

人の家の屋上に上ってみたり、その辺のウイグル人と交流したり。

昔は入ってみたかったベゼクリク石窟も今となっては興味なし、
裏手にある砂丘に登って一人ではしゃいでました。

そして昼も近づき葡萄溝楽園という葡萄農園へ昼食をとるために連れて行かれたが、
値段が高かったので無料のドライフルーツをずっとムシャムシャと貪り喰らう。
見兼ねたかユードゥスが飯を分けてくれた。
彼女は自分には親切でウイグル語を教えてくれたりしてくれた。
しかし疑問なのはガイドの癖に観光地の中に客と一緒に入って案内だとかは全くせず、
見たところどうにも何にもやってない。
せいぜい中にいつも入らない自分と喋っていた位だ。
いいのか?

食後はスレイマン王のミナレット。

でもコレは昨日既に観に来ていたので、
売店のおばちゃんに日本語教えてやっていた。

そのあとのカレーズは中央ユーラシア特有の地下水路でとても興味はあったが、
連れて行かれた場所はもはやただの観光地で入場料も以前の倍に跳ね上がっていたので、
コレも入場せず。

いったいお前は何しにツアーに参加したんだと突っ込まれそうですが、
貧乏旅行者とは大体にしてこんなものです。
それでも最後に訪れた交河古城だけは入りました。
最初っから入るところを一つと決めていたんです。

ここはかなり圧巻で、
随分と広い為に入場する時は何人か居ても
途中完全にみんなとはぐれられます。
なのでひとりで広大な遺跡にポツーン。。。

たまらん。
いろいろな空想が浮かび上がってきます。
一人で遺跡というのはそういうもんです。
脳内タイムマシーンが良い感じに働く。
いろんなことを感じるし考えることができた。
タイムトラベルは楽しい。って歌もあったしな。

見終わって外へでるとみんな一様にここだけ入れば良しといっていたので、
自分のチョイスもあながち間違っちゃいなかったと再認識。

市内にもどり美味しいラグ麺(うどん)を食べた。

そのあと自分を待っていたのは無座の列車。
まさか10時間以上立つことになるとは…。


左利き(酒飲み)で旅好きなアラサー男子。 猫好きのバイク乗り。 カワウ速報の由来はカワウソに似ている、 ということをきっかけにカワウソ推しになったからと、 単純にダジャレを使いたかったから。

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