交通賓館という宿のドミトリーに泊まっていた。
一泊15元で共同シャワーもなにもないまさに素泊まり。
バスは昨日言っていた通り北京時間10時に出発した。
(ウイグル時間8時)
本当に来るかもわからないバスだけにちょっとホッとした。
タシュクルガンの市内からイミグレーションまではものの5分で着いたが、
到着早々税関が開くのを待つためか、待たされた。
暫くすると軍服を着込んだ軍人たち乗客全員が呼ばれた。
野外だが呼ばれた場所に行くと、
そこには簡易式のテーブルと白地に赤字の入った横断幕が用意されていた。
もちろん中国語で書かれており、
そこにまず半強制的に各々のサインを書かされた。
更に全員で幕を掲げ、
無理やりに「ゴーチャイナ、ゴーチャイナ。」
だとかそんなようなことを言わせられた。
周りは厳つい軍人な上にビデオカメラで録画までされている。
これがきっとプロパガンダとして利用され、
外国人も中国を応援支持していますといったことを
テレビで放送するんだろうなと思うと非常に歯がゆい。
なめとる。
かといってこんな処で拘留させられるのはもっと嫌だ。
そんなわけでがちゃがちゃやらされて、
出発できたのは北京時間1時。
結局3時間程度待たされてしまった。。。
そんな車内は昨日よりも人に溢れ、
というか人だけでなく通路には、
米や果物が麻袋に詰められ我が物顔で通路を占拠していた。
当然溢れかえったその荷物を踏みしめながら乗り入れするわけだ。
やっと出発だー!と思ってゲートをくぐった瞬間またパスポートチェック。
イミグレは一体何の意味があるんでしょうか?
結局イミグレ後中国側で2度チェックがあった。
フンジュラーブ峠の途中、
国立公園になっており不本意ながら4ドル(交通賓館2泊分!)の入場料を払った。
良い景色だが停まらないのに何故払わないかん。
しかもバスはパンクするしでちっとも着かない。
やっとの思いでパキスタン側のイミグレのスストに北京時間9時、
イスラマバード時間7時に着くとその親切っぷりに涙。
不安だったビザもあっさりOK。ビザ代も日本人はなんとタダ!
ここは声を大にして言いたい、みなさん“タダ”ですよー!
(2018年現在アライバルビザの発行はできないみたい)
因みにアメリカ人はスペシャルサンクスプライスで150ドル。
パキスタン人曰く公平とのこと。
おまけにビザのステッカーを貼る際どこか選ばせてくれる、
なんと旅行者思い!!
如何せん朝から何も食べていなかったのでとりあえずサモサを購入。
これが一個日本円で8円と激安!しかもうまい!!
そうして乗り合いのワゴンでフンザ(カリマバード)に着いたのは9時半だった。
ここは宮崎駿の「風の谷のナウシカ」のモデルになったとかなってないとかで有名な風の谷。
暗くてよくわからんがとりあえず疲れた。
適当にオールドフンザインに宿泊。一泊100Rs(約160円)。
夕飯はたまたまいたドイツ人から分けてもらった。
食い切れんとのことでネ。
貰えるものは病気以外!