西域とカシミール#16 お邪魔しまーす


どいう訳かランクルに乗ってここカリマバードを出た、
それも5時半起きで。
それもドライバーと2人だけ、且つ彼は英語が喋れない。
そんな彼と一緒に移動することになったのは昨晩の事である。

夕食後宿のじいちゃんと喋っていたら、
次はどこへ行くのかという話になった。
シャンドール峠を越えて、
チトラールへ行くつもりだったので、
その旨を伝えると、
じいちゃんは、
「故郷”グピス”が通り道なので是非行ってきなさい」
と言ってきた。
ダメ押しで、
「知り合いの男も同郷で明日帰ると言ってるから500Rsでどうだい?」
と勧められた。
「お前は本当にラッキーだな。」
といわれ言われるがままになることはなく。
50Rs値切って交渉成立と相成った。

更に、じいちゃんは、
「ランクルだからバスより圧倒的に快適な上に、
グピスの宿も心配するな」と請け負ってくれた。

そんな訳でまず向かったのはギルギット。
カリマバードから100kmほど南下したとこに有る町だ。
到着すると、ドライバーの家にお邪魔させてもらった。
そこで食事をご馳走になり、
チャーイとチャパティーに目玉焼きを頂いた。
少しだけ街をぶらついてから再び出発した。
知り合いなのか他人なのかも分からないが、
途中他の人も乗せながらランクルは走った。
途中検問などもあったが外国人のみのチェック。
そうして着いたグピス、
カリマバードのじいちゃんの友達の家に連れて行かれた。
ホームステイ開始。

到着早々チャーイでもてなされ、
20才くらいの息子とその友人の3人で村を散歩をした、
散歩の筈が軽いトレッキングになっていた事は秘密です。

ここの家族結構大家族で8人いた。たぶん8人で全員。
ホームステイすることで、この国のことが少し分かった。
食事するとき男女は完全に別にされる。

給仕などもちろんすべて女性の仕事。

田嶋陽子でもいたら大変なことになりそうだ(笑)
また、以外だったのは子供でも女の子は化粧をしているということ。

夕食は豪華に鶏肉などでできて、この旅行中一番良いもの口にした。
一緒に出されたヨーグルトドリンクのラッシーは
ものすごい癖のあるものだったけど、まあ飲めた。

しかしさすがイスラム圏!
イスラム教の教えには旅人(巡礼者)にはできるだけ
施しを与えるという教えがあるからね。
なにからなにまでお世話になった。

翌日はバス停まで送って貰い、
運転手に450Rsを渡した。
ということはあの家族には何も渡っていないんでは?

兎にも角にもパキスタン人の親切に涙。


左利き(酒飲み)で旅好きなアラサー男子。 猫好きのバイク乗り。 カワウ速報の由来はカワウソに似ている、 ということをきっかけにカワウソ推しになったからと、 単純にダジャレを使いたかったから。

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