朝起きると7時半くらいだったか、
昨晩寝たのが2時過ぎだったことを考えると
早すぎる目覚めだった。
ドミトリールームの5台あるベッドの上には
まだ休んでいる人もいたので、
静かに扉を開けて1階のリビングに出た。
バナナとパンが置かれたテーブルを人が囲んでおり、
キッチンに行くと置いてあるマグカップを使って
コーヒーを飲むことができた。
ここ、サンフェルナンド館では、
簡単な朝食を無料で提供してくれる。
これはありがたい。
食べ終わると1Fに2つある
シャワールームのひとつに入り汗を流した。
身支度を済ましてしまうと、
もとより観てみたかった太陽のピラミッド、
それのあるティオティワカンへ行くことにした。
日中は暑くなるのでもう少し早く出たいところだったが、
昨日が遅かったので9時過ぎの出発となった。
最寄り駅である地下鉄Hidalgo駅から
メトロ3号線でLa Raza駅で
メトロ5号線に乗り換えて行くと
Autobuses del Norte(北バスターミナル)駅があり、
そこからティオティカワンへ行くバスが出ている。
La Raza駅の乗換は結構歩く上、
途中宇宙関連の?展示のせいで
薄暗いところがあるので
旅行者は注意したほうが良い気がした。
(見た目はとても良い)
メトロに乗っている時間は乗換も入れて、
おおよそ30分程度だった。
降りる場所はバスのピクトグラムなのですぐに分かる。

駅の改札を抜け、階段を登っていくとすぐ目の前にバスターミナルが現れる。
迷うということはまずないと思う。

結構広いバスターミナルで正面から入ると左右に伸びた構造をしており。
ずらりと各バス会社が並んでいた。

適当な職員に「ピラミダス」と伝えれば、
左側の奥を指し示してくれる。
歩いていくと奥の方の売場でチケットを取り扱っていた。
本数は豊富にあり朝は6時から運行し、
一時間毎に4本は出ているようだった。
往復75ペソのチケットを買うとすぐに出発の乗り場へ行った。

バスはわかりやすく、PIRAMIDESと書いてあるので一発だ。
乗車をして10:15にバスはターミナルを出発した。
出発をして30分もすると随分と景色も変わり、
車窓からは左手に斜面にカラフルな家々が並んでいた。

旅では外の景色もなかなか楽しめるので、
いつも窓側を選んでしまう。
出発から1時間少々で目的地についたようだった。
バスを降りるとまさにメキシコを代表するシンボル、
にょっきと伸びたサボテンがお出迎え。

初めてメキシコに来てサボテンを観た。
やはり大きい。
漢字で描くと仙人掌。
もっとも仙人掌はうちわタイプのサボテンだけど。
ちなみに覇王樹とも書く。
随分格好の良い名前だこと。
