トルファンからクチャへ向かう列車は空調無しの上に無座だった。
早い段階で空くと思ったが全く空かなかった。
知らない人の為に明記しておくが、
中国の硬座(二等)は座席分を売りつくすと、
今度は立ち席を販売する(無座)。
勿論料金は同じ。
西域とカシミール#4 遺跡へ
トルファンの郊外観光にはそれなりのお金が掛かってしまうことを知っていたので、
他の旅行者(特に日本人)を探してはいたが、
自分の考える条件に当てはまる人間が一人としていなかったため、
到着日の翌日急遽乗り合いのツアーに参加することにした。
西域とカシミール#3 砂漠のオアシス
このままでは気が沈む一方だったから、
逃げるようにしてウルムチを離れた。
ウルムチはウイグル人より既に漢族の方が多くなっちゃっているから、
彼らは自分の国に居ながらにして少数民族と化してしまっている。
なんとなくそのまま続きの中国という感じが強く、
ウイグルに来たという感じがあまりしなかったのも本音だった。
西域とカシミール#2 なんで旅行者に勧誘するか?
ウルムチについた夜のこと。
食事がてら外で散歩をしていたら、
漢族の女に、
「旅行者か?」
といきなり声をかけられたことに始まる。
西域とカシミール#1 新疆へ
7月14日20:48の列車で上海から終点ウルムチへと向かった。
今回の予算は僅か2,800元もうチケットは買ってあったので、
正確にはチケット代389元を足した2,800元で約3,200元である。
勿論今回もハードシートの硬座。
乗車時間は鬼の43時間。勿論座って寝ます。